［安藤忠雄さん］2度のがん プロボクサーから建築の道に…「体力には自信」告知に言葉失う（読売新聞（ヨミドクター）） - Yahoo!ニュース
このブログ記事では、建築家の安藤忠雄さんが、二度のがん手術を経験したことについて、自身の思いや決意を語っています。以下に、記事の要約と感想をまとめました。
- 十二指腸乳頭部がんの手術：2009年8月、健康診断で胆のうが腫れていると指摘され、十二指腸乳頭部にがんがあることが分かった。十二指腸と胆管をつなぐ部分で、十二指腸と胆管、胆のうを摘出する手術を受けた。事務所のスタッフの生活を考え、仕事を調整して入院準備をした。9時間に及ぶ大手術は無事に終わり、慎重に仕事を再開した。
- 膵臓がんの手術：2014年6月、経過観察で通っていた病院から、急な呼び出しがあった。膵臓の真ん中にがんが見つかった。膵臓がんは治療が難しく、手術で膵臓と脾臓を摘出することになった。主治医から「生きている人はいますが、元気になった人はいません」と言われたが、「見本になってほしい」とも言われた。自分の胴体が空っぽになることを想像したが、「ないものはないなりにやっていくしかない」と腹をくくった。
- がんとの闘いの姿勢：高校を出てから独学で建築を学び、自分の身一つで闘ってきた安藤さんは、がんとの闘いも同じだと受け止めた。財産も学歴も後ろ盾もなく、自分の才能と体力に自信があった。がんになっても、仕事を続けることを決めた。自分の肩には、事務所のスタッフや建築の仕事がかかっていると感じた。
この記事を読んで、安藤忠雄さんのがんとの闘いに感動しました。自分の体の一部を失っても、自分の仕事に情熱を持ち続ける姿勢には、敬服するばかりです。建築家としての才能はもちろんですが、人間としての強さと優しさも感じられる記事でした。
