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ジャニーズタレント次々発信…「自分は性被害に遭ってない」に欠けている被害者救済の視点(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

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ジャニーズ事務所の性加害問題について、近藤真彦が再び発言した。19日に神奈川県警大磯警察署の一日署長を務めた際に、故ジャニー喜多川氏の性加害問題について「いつかお話しさせていただく」と宣言したのだ。近藤は今年5月にも、当時ジャニーズ事務所社長だった藤島ジュリー景子氏に対して「知っているでしょ」「嘘はなしに正々堂々と話をしてもらえれば」と苦言を呈していたかつてジャニーズ事務所に所属していたからこその発言として注目されたが、今回は具体的な内容を明かさず、匂わせるだけにとどまった。

一方、ジャニーズ事務所の新社長に就任した東山紀之堂本光一などの所属タレントは、「性被害を受けたことはない」と主張している。東山は7日の会見で、「私自身は被害を受けたことはなく、受けている現場に立ち会ったこともない」と話し、堂本は8日夜、Johnny’s webの自身のブログで「はっきり申し上げれば自分は被害を受けてません」と明言した。49日の情報バラエティー「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(朝日放送)では、レギュラー出演するジャニーズWEST中間淳太が、「性被害をもう誓って、一回も受けたことないです。嘘はつかないです。本当に(ジャニー氏から)指一本触れられたことがないので」と言及した。

これらの発言は、被害者に寄り添う視点が欠けているとして、ネット上で批判を受けている。被害者のキズをえぐるような、「僕は被害を受けてません!」と宣言することもなく、被害者に配慮してほしいという声が多くあがっている。また、デビュー組が受けていないと主張することで、厄介なジャニオタたちが「デビュー組が被害に遭っていないと言ってるのだから、嘘に決まっている」という被害者への誹謗中傷を助長することにも繋がるという指摘もある。

近藤の思わせぶりな発言は、性被害に関する世間の関心を煽るだけでなく、被害者のキズをえぐる可能性もある。被害者が名乗りを上げている以上、ジャニーズ事務所の経営者や所属タレントは、被害者に寄り添う視点で発言、発信した方が良さそうだ。近藤が「いつかお話しさせていただく」と言ったのなら、その時は具体的な事実を明らかにし、被害者に対する謝罪や補償を求めるべきだろう。それが、ジャニーズ事務所の性加害問題に対する真摯な対応となるのではないだろうか。