「天海さんがいたときはなかった」団員急死で明るみに...繰り返される宝塚出身者の共演者イジメ （FRIDAY） - Yahoo!ニュース
宝塚歌劇団の俳優が急死した問題で、同歌劇団は１日から上演を見合わせていた兵庫県『宝塚大劇場』の公演を11月５日まで全て中止すると、20日発表した。 この事件は、宝塚歌劇団におけるイジメの実態を浮き彫りにした。 一方で、退団後の芸能界で活躍するOGたちは、どのような立ち位置にいるのだろうか。
宝塚歌劇団は、音楽学校や劇団内で厳しい上下関係や礼儀作法を教え込まれることで知られている。 しかし、その裏には、先輩から後輩への陰湿なイジメやパワハラが横行していたという。 週刊文春が報じた急死した俳優は、先輩から暴言や暴力を受けたり、食事を制限されたりしていたという。 そのような環境で育った俳優たちは、退団後の芸能界でも同じような態度を取り続けることがあるという。
例えば、ある男役は、宝塚時代にも後輩にダメ出しをしたり、舞台上でわざと足を踏んだりしていたという。 退団後は、そのキツめのトークで人気を呼んだが、共演者に対してもシャレにならないほど失礼な発言をしたり、依怙贔屓（えこひいき）をしたりすることで業界内で敬遠されるようになったという。 また、別の男役は、情報番組のコメンテーターとして出演する際に、若い女子アナに対して仕切りたがることで有名だという。 CM中や番組終了後にも、女子アナの顔や態度を批判したりすることで現場の雰囲気を悪くしているという。
一方で、天海祐希や真矢ミキのように、退団後も芸能界で高い評価を得ているOGもいる。 天海祐希は、宝塚時代にも先輩や先生に対しておかしいことはハッキリ主張していたという。 また、男役が外を歩くときに髪を留めるという規則やファンの出待ちを禁止するなど、宝塚の理不尽なルールを改革してきたという。 退団後は、ドラマや映画などで主演級の役柄を演じるだけでなく、現場でも座長ぶりを発揮して俳優陣をまとめているという。 真矢ミキも、情報番組やドラマの現場での仕切りが大評判だという。 共演者と食事に誘ったり、番組についてディスカッションをしたりすることで距離を縮めたり、場を和ませたりするのが上手いという。
宝塚歌劇団のイジメ問題は、同歌劇団の体質や文化に根ざしていると言えるだろう。 しかし、そのような環境で育っても、芸能界で成功するためには、人間性やコミュニケーション能力が重要であることを忘れてはならない。 天海祐希や真矢ミキのように、自分の意見を持ちつつも、周囲との調和を図ることができるOGは、今後も芸能界で活躍し続けるだろう。 一方で、宝塚時代の悪癖を引きずっているOGは、仕事がなくなる危機に直面するかもしれない。 宝塚歌劇団の現状について、OGたちは今、何を思うのだろうか。
