【NHKのジャニーズ依存】性加害問題で新規起用禁止も、制作側は手放したくない事情
嵐やキンプリのコンサートチケットで「政治家にも便宜」か...関係者が明かすジャニーズとNHKの「蜜月ぶり」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
こんにちは、今日はNHKとジャニーズ事務所の関係についてお話ししたいと思います。先日、NHKは故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、ジャニーズ事務所所属タレントの新規起用を禁止すると発表しました。これは、ジャニーズ事務所が人権尊重や透明性を確保するための改善策を示すまでの措置だそうです。しかし、この発表には裏があります。実は、NHKの制作側にはジャニーズタレントを手放したくない事情があるのです。その理由を詳しく見ていきましょう。
まず、ジャニーズタレントはNHKにとって大きな魅力を持っています。それは、若い女性層の視聴者を引きつけることです。NHKはこれまで、この層の受信料徴収や視聴率アップが難しいと悩んできました。3そこで、2005年前後からジャニーズタレントをメインにした番組などを作り始め、積極的に起用していきました。4すると、その効果は絶大でした。ジャニーズタレントが出演すれば、その層が関心を持ち、NHKを見てくれるようになったのです。5また、ジャニーズタレントのファンはSNSなどで番組の情報を拡散し、トレンド入りすることも多くありました。6これは、NHKの知名度やイメージアップにも貢献しました。ジャニーズタレントはNHKにとって、手放しがたい存在なのです。
次に、ジャニーズ事務所とNHKは長年にわたって癒着関係にありました。これは、ジャニーズ事務所がNHKに対して様々な便宜を図ってきたからです。例えば、番組にタレントを起用することの見返りに、嵐やキンプリなど人気アイドルグループのコンサートチケットを回してもらったり、ジャニーズ事務所関係者からのゴルフ接待を受けたり、海外ロケに便乗したりしたことがあります。7ほかにも、背広の仕立て権を貰ったり、ジャニーズ事務所の不動産をNHKが借りたり、局内の建物の一部を稽古場として提供したりしたこともありました。8ジャニーズ事務所内には、NHK専用の番組制作部門もあると言います。NHKは個人間はもちろん、組織としてもジャニーズとベッタリなのです。
最後に、ジャニーズタレントの番組を作ることで、番組制作者の評価や出世にもつながっていました。これは、ジャニーズタレントの番組が高い反響を得ることで、成果として担当した職員が上長に報告できるからです。例えば、「苦戦しているBS放送を契約させる材料とするため、ジャニーズタレントの番組を作り放送する」「コンサートの映像を配信することで契約者を増やす」などなど。これらのことは、番組制作者の評価のポイントになり、個人の成功体験になり、ひいては部の成功体験になります。それをきっかけに出世の道が開かれることだって十分にあります。そのため、どの部署も、ウチもウチも、とジャニーズに群がってきました。職員に『ジャニーズ』というニンジンをぶら下げていたのです。
以上のことから、NHKはジャニーズ事務所との蜜月を断ち切れるのでしょうか。新規起用禁止は一時的な措置に過ぎず、ジャニーズ事務所が改善策を示せば、また元の関係に戻る可能性が高いと思います。NHKは公共放送として、ジャニーズ事務所に依存しない番組作りをするべきだと思います。ジャニーズタレントのファンの方には申し訳ありませんが、NHKは多様な視聴者のニーズに応えることが使命だと思います。ジャニーズ事務所も、人権尊重や透明性を確保することが、タレントやファンのためになると思います。NHKとジャニーズ事務所の関係は、これからどうなるのでしょうか。注目していきたいと思います。それでは、今日はこの辺で失礼します。ありがとうございました。