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秋ドラマのジャニーズ主演祭りに風穴を開ける「二つのブーム」とは?

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「BL作品ブームでもジャニーズは起用できない」 「ジャニーズドラマ」が今後さらに減る理由(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

こんにちは、ドラマ好きの皆さん。今回は、秋ドラマのジャニーズ主演祭りについて考えてみたいと思います。ジャニーズタレントは、CMスポンサーからの支持が低下しているという報道がありますが、それでも各局は相変わらずジャニーズタレントを主演に起用しています。その理由としては、ジャニーズファンと原作ファンの視聴者層を狙っているのかもしれません。しかし、その戦略は本当に有効なのでしょうか?私は、現在のドラマ界には「二つのブーム」が起きていると感じています。それは、制作陣に注目するドラマファンと、考察するドラマファンです。

まず、制作陣に注目するドラマファンとは、脚本家や演出家などの作り手に興味を持ち、その作品を見る人たちです。坂元裕二さんや野木亜紀子さんなどの人気脚本家はもちろんですが、今期も塚原あゆ子さんや新井順子さんなどの実力派脚本家がオリジナルの作品を手がけています。また、「VIVANT」や「家政夫のミタゾノ」などの話題作も、「半沢直樹」を生んだ福澤克雄さんなどのヒットメーカーが演出しています。2これらの作品の売りは、ジャニーズタレントではなく、巧みなストーリーや演出、グッとくるセリフなどです。妥協のないドラマ作りに、余計な忖度は持ち込みたくないという意思が感じられます。

次に、考察するドラマファンとは、SNSでドラマの展開や伏線などを予想したり議論したりする人たちです。今やドラマの注目度を左右するのは公式の宣伝よりもSNSでの話題性です。世の中で評判になっていると言われて初めて見るという視聴スタイルも増えています。その中で、主演俳優がカッコいいだけでは何のアドバンテージにもならないでしょう。展開が分かっているマンガ原作と違い、オリジナル脚本の良さは先が読めないことです。それはSNSで盛り上がる要素でもあります。考察するドラマファンにとって、主演俳優に関わるスキャンダルはノイズにしかならないでしょう。

以上のように、「二つのブーム」を感じ取っているドラマファンは多いと思います。そうした空気感を感じ取っているヒットメーカーたちにとっても、現在の状況はジャニーズを起用しようというモチベーションを下げるものになるのではないでしょうか。ジャニーズタレントだからという理由だけで出演を糾弾するつもりはありませんが、彼らが主演するドラマは、本当に視聴者のニーズに応えているのでしょうか。秋ドラマのジャニーズ主演祭りに風穴を開けるのは、制作陣に注目するドラマファンと、考察するドラマファンなのかもしれません。