MISIA、松本伊代に続き若手女優が撮影中に負傷で「またTBS」の嘆息…他局でも頻発で問われる安全管理（女性自身） - Yahoo!ニュース
TBSの番組内でタレントや俳優がケガをするという事故が続いています。最近では、女優の飯沼愛さんがドラマの撮影中にカメラが倒れて頭部や肩を負傷したことが報じられました1。これに先立って、歌手のMISIAさんや松本伊代さんもTBSの番組収録中に重傷を負っています。SNS上では、TBSの安全管理に対する批判や疑問の声が相次いでいます。
しかし、TBSだけが事故が多いわけではありません。他の民放各局でも、番組収録中にタレントがケガをするという事案が頻発していることがわかりました。フジテレビでは、コムドットのゆうたさんや武田真治さんが収録中に骨折したほか、SixTONESの森本慎太郎さんもドラマの撮影中に鼻骨を骨折しました 。日本テレビでは、ゆうちゃみさんやライセンスの藤原一裕さんがロケ中に骨折しました 。テレビ朝日では、ジェラードンのアタック西本さんや吉村真晴選手が収録中に鎖骨や肋骨を骨折しました 。
なぜ、こうした事故が起きているのでしょうか。テレビ局関係者の話によると、以下のような要因が考えられます。
コロナ禍の影響：新型コロナウイルスの感染拡大により、番組制作における人員や予算の削減、ロケ地やスタジオの制限、感染対策の徹底などが求められています。これにより、スタッフやタレントの負担が増し、疲労やストレスが蓄積しやすくなっています。また、感染防止のためにマスクやフェイスシールドを着用することで、視界や呼吸が悪くなり、事故のリスクが高まっています。
バラエティー番組の過激化：視聴者の注目を集めるために、バラエティー番組では、タレントに危険な企画や挑戦をさせることが多くなっています。例えば、落とし穴や高所からの飛び降り、動物との接触、暴走族やヤクザとの対決などです。これらの企画は、タレントのケガや事故を招きやすいものです。
ドラマのアクションシーンの増加：ドラマでは、視聴者の興味を引くために、アクションシーンやスタントシーンが増えています。例えば、格闘や銃撃、カーチェイス、爆発などです。これらのシーンは、俳優やスタントマンのケガや事故を招きやすいものです。
これらの要因に加えて、テレビ局の安全管理体制や教育、指導、監督などにも問題があると指摘されています。事故が起きた場合には、原因の究明や再発防止策の検討、関係者への謝罪などが行われていますが、それでも事故が減らないのは、根本的な改善がなされていないからだと言えるでしょう。
テレビ局は、タレントや俳優、スタッフなどの安全を最優先に考えるべきです。視聴者も、危険な企画やシーンに対して、無理や過剰な要求をしないように気をつける必要があります。テレビ番組は、楽しくて面白いものであるべきですが、それは、誰もケガや事故をしないことが前提です。テレビ局と視聴者との間に、安全意識と信頼関係が築かれることを願っています。
