島崎俊郎さん急死 天皇陛下執刀医が語るインフル死の怖さ…コロナワクチン影響で免疫機能に狂いも（スポニチアネックス） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今回は、先日亡くなられた俳優の島崎俊郎さんの死因について、天皇陛下（現上皇さま）の執刀医で知られる順天堂大医学部特任教授の天野篤医師にお話を伺いました。島崎さんはインフルエンザに感染し、約1週間後に急性心不全で亡くなられたということですが、その背景にはどのような事情があったのでしょうか。また、新型コロナ下でインフルエンザがまん延しなかった中で流行が始まっていることについて、どのように対策すべきなのでしょうか。天野医師の見解を要約してお伝えします。
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島崎さんの死因はインフルエンザと心臓病の合併症
- 島崎さんは元々、心臓に何らかの病気があったのではないかと天野医師は推察した。人工透析をしていたり糖尿病などの持病があって、元々心臓の機能が落ちている状態でインフルエンザに感染すれば、持病の程度によっては治療が難しいこともあるという。医療機関、本人、家族の判断で延命措置をしないケースもあるという。
- 島崎さんは元気な状態だったのならば、急性心筋梗塞で亡くなることはあっても、急性心不全はほとんどあり得ないという。急性心不全とは、心臓のポンプ機能が急激に低下して、血液や酸素が全身に行き渡らなくなる状態で、呼吸困難や意識障害などの重篤な症状を引き起こす。インフルエンザは心臓にも負担をかけるので、心臓病の悪化や合併症の原因になることがあるという。
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新型コロナ下でインフルエンザが流行する危険性
- 天野医師は、新型コロナ下でインフルエンザがまん延しなかった中で流行が始まっていることについて、コロナのワクチンの影響で、免疫機能に狂いが生じている人がいると指摘した。昨年、インフルエンザのワクチンを打っていない人も多いという。超高齢者や持病のある人は命に関わるので、インフルエンザだけでなく、ほかの感染症にも注意が必要だと警戒を呼びかけた。
- インフルエンザと新型コロナは、症状や感染経路が似ているので、区別が難しいことがある。インフルエンザは発熱や咳、のどの痛み、関節痛などを引き起こすが、新型コロナは味覚や嗅覚の障害、下痢などの症状もある。インフルエンザは鼻やのどの粘膜から感染するが、新型コロナは目の粘膜からも感染する可能性がある。インフルエンザは感染後1～2日で発症するが、新型コロナは感染後5～6日で発症することが多いという。
- インフルエンザと新型コロナの同時感染は、重症化や死亡のリスクを高めると考えられる。両方のウイルスが肺に侵入すると、肺炎や呼吸不全を引き起こす可能性がある。また、インフルエンザは新型コロナの感染力を高めるという研究もある。インフルエンザのワクチンは新型コロナの予防には効果がないが、インフルエンザの感染を防ぐことで、新型コロナの感染リスクを減らすことができるという。
以上が、天野医師の見解です。インフルエンザは毎年、数千人の死者を出す重大な感染症です。新型コロナとの同時感染はさらに危険です。インフルエンザのワクチン接種や感染予防の基本的な対策をしっかりと行いましょう。島崎俊郎さんのご冥福をお祈りします。それでは、今回はこの辺で。次回もお楽しみに。健康情報ブログの管理人でした。
