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ジャニーズ事務所のCM契約見送り、企業の本音は?

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ジャニーズの深刻な「スポンサー離れ」 原因は東山紀之新社長の就任記者会見にあった 影響はCMだけでなく「番組」に及ぶ恐れも(47NEWS) - Yahoo!ニュース

こんにちは、マーケティングの専門家である私です。今日は、ジャニーズ事務所の所属タレントをCMに起用する企業が、創業者の性加害問題を受けて契約を見送る動きが相次いでいるという話題について、私の見解をお伝えしたいと思います。

ジャニーズ事務所といえば、日本の芸能界を牽引する大手事務所であり、数多くの人気タレントやアイドルグループを抱えています。そのため、CMにジャニーズタレントを起用することは、企業にとっても魅力的な戦略でした。しかし、今年の3月に、創業者であるジャニー喜多川氏が過去に少年たちに対して性的な行為を強要していたという告発が週刊誌に掲載され、社会的な問題となりました。この問題に対して、ジャニーズ事務所は否定や謝罪を繰り返しましたが、信頼回復には至りませんでした。

この問題を受けて、ジャニーズタレントとCM契約を結んでいた企業はどのように対応したのでしょうか。共同通信が行ったアンケートでは、114社のうち、今後もCM契約を行うと回答したのは0社、今後はCM契約を行わないと回答したのも0社でした。方針は未定と回答したのは24社で、残りの90社は無回答でした。つまり、多くの企業はジャニーズ事務所との関係を明確にしないまま、様子見を続けていたのです。

しかし、9月7日にジャニーズ事務所の社長が藤島ジュリー景子氏からタレントだった東山紀之氏に交代すると発表されたことで、事態は一変しました。その後、ジャニーズタレントとCM契約を見送ると発表した企業が続出しました。例えば、ネスレは看板商品のキットカットのCMに退所後の香取慎吾さんを起用しました。また、ジャニーズWEST中間淳太さんは、自身のラジオ番組で「名前がなくなることも覚悟もできてます」と発言しました。

なぜ、ジャニーズ事務所の社長交代後に、企業の対応が変わったのでしょうか。私は、以下の3つの理由が考えられると思います。

第一に、社長交代は、ジャニーズ事務所の体質改革の意思表示と受け止められたからです。藤島氏はジャニー氏の実妹であり、ジャニー氏の死後も事務所の方針を引き継いでいました。そのため、ジャニー氏の性加害問題に対しても、真摯に対応しなかったという印象がありました。しかし、東山氏はタレント出身であり、ジャニー氏との血縁関係もなく、事務所の改革に積極的であるというイメージがありました。そのため、企業は、ジャニーズ事務所が新しい体制で問題に向き合おうとしていると感じたのではないでしょうか。

第二に、社長交代は、ジャニーズ事務所の弱体化の現実を突きつけられたからです。ジャニーズ事務所は、かつては芸能界のドンと呼ばれるほどの権力を持っていました。そのため、企業は、ジャニーズ事務所との関係を悪化させることを恐れて、CM契約を続けていました。しかし、社長交代は、ジャニー氏の死後も事務所の統制力が低下していることを示していました。そのため、企業は、ジャニーズ事務所に対する恐怖心が薄れて、自分たちの判断でCM契約を見直すことができたのではないでしょうか。

第三に、社長交代は、ジャニーズタレントの個性や人気の多様化を認められたからです。ジャニーズ事務所は、タレントの活動や発言に対して厳しい規制をかけていました。そのため、タレントは、事務所のイメージに合わせて、同じようなキャラクターやパフォーマンスを披露していました。しかし、社長交代は、タレントの自由度が高まることを示していました。そのため、企業は、ジャニーズタレントの個性や人気を評価して、CM契約を決めることができたのではないでしょうか。