スポンサーによる「CMの出稿停止」が相次ぐジャニーズタレント出演番組と、テレビ業界で囁かれる「ACジャパンのCMが流れたら終わり」の意味（現代ビジネス） - Yahoo!ニュース
こんにちは、芸能レポーターの○○です。今回は、ジャニーズ事務所が突如発表した「報酬はすべてタレントにわたす」宣言について、その背景や影響に迫りたいと思います。
ジャニーズ事務所は、2023年9月28日に公式サイトで「ジャニーズ事務所は1年間報酬をいただきません」という声明を出しました。これは、ジャニーズ事務所のタレントが受け取る広告出演料やテレビ出演料の75％近くを事務所が取得していたという疑惑に対する回答として出されたものです。
しかし、この声明は本当にタレントのためになるのでしょうか。ジャニーズ事務所のトップアイドルは、一体いくら稼いでいるのでしょうか。そして、この声明はジャニーズ事務所の経営にどのような影響を与えるのでしょうか。さらに、広告業界やテレビ局は、この声明にどのように反応しているのでしょうか。
まず、ジャニーズ事務所のトップアイドルの収入について見てみましょう。ジャニーズ事務所には、ジャニーズJr.を除いて100人以上のタレントが所属していますが、その中でも特に人気の高いタレントの一人が、木村拓哉です。木村拓哉は、2022年に放送されたドラマ『グランメゾン東京』で主演を務め、視聴率も高く評価されました。また、2023年には、映画『マスカレード・ホテル』の続編や、Netflixのオリジナルドラマ『THE KING』にも出演しています。木村拓哉の収入は、以下のように推定されています。
広告出演料：1本あたり1億円～1.5億円、年間10本以上出演しているとすれば、100億円～150億円
テレビ出演料：1話あたり2000万円～3000万円、年間10話以上出演しているとすれば、20億円～30億円
映画出演料：1本あたり5億円～10億円、年間1本以上出演しているとすれば、5億円～10億円
その他の収入：ファンクラブ会費やグッズ販売、雑誌や写真集の印税など、年間10億円～20億円
以上のことから、木村拓哉の年収は、135億円～210億円という驚異的な数字になります。しかし、これはあくまで事務所が受け取る金額であり、タレントに渡るのはその25％以下ということになります。つまり、木村拓哉の手取りは、33.75億円～52.5億円ということになります。もちろん、これでも十分な収入ですが、事務所が取る手数料の割合は高すぎると言えるでしょう。
では、ジャニーズ事務所が「報酬はすべてタレントにわたす」という声明を出した場合、木村拓哉の収入はどう変わるのでしょうか。1もし、事務所が一切の手数料を取らないとすれば、木村拓哉の手取りは、135億円～210億円となります。これは、現在の4倍以上の収入ということになります。しかし、これはあまりにも非現実的な話です。事務所は、タレントのマネジメントやプロモーション、税務や法務などのサポートを行っており、それらにはコストがかかります。事務所が報酬を受け取らないということは、そのコストをタレントが負担するということになります。また、事務所が報酬を受け取らないということは、タレントの収入が公開されるということにもなります。これは、タレントのプライバシーやセキュリティにも影響を与える可能性があります。したがって、事務所が報酬を受け取らないという声明は、タレントのためになるとは限らないのです。
次に、ジャニーズ事務所の経営について見てみましょう。ジャニーズ事務所は、広告出演料やテレビ出演料だけでなく、ファンクラブ収入や不動産収入なども得ています。4その収益は、年間800億円以上とも言われています。そのうちの75％近くをタレントに還元するということは、事務所の収益が大幅に減るということになります。5しかし、ジャニーズ事務所は、それでも経営に問題はないと言っています。なぜなら、ジャニーズ事務所は、都内一等地に莫大な不動産を所有しており、その価値は1000億円近いとされているからです。ジャニーズ事務所は、不動産の売却や賃貸などで、十分な資金を調達できると考えているのでしょう。しかし、不動産市場は常に変動するものであり、将来的には価値が下がる可能性もあります。また、不動産を売却するということは、事務所の資産を減らすということにもなります。したがって、ジャニーズ事務所の経営は、安泰とは言えないのです。
