【ジャニーズの闇】近藤真彦はオーディションに長ランとボンタンで現れた…窮地の事務所を救った「3年B組金八先生」秘話（デイリー新潮） - Yahoo!ニュース
ジャニーズ事務所が分裂するという衝撃的なニュースが飛び込んできました。創業者のジャニー喜多川氏が起こした性加害問題の補償を行うために、SMILE-UP.社と新エージェント会社に分離するというのです。この事務所は、かつて「帝国」と呼ばれるほどの勢力を持っていましたが、その源泉はどこにあったのでしょうか？
実は、その答えはTBSの人気ドラマ「3年B組金八先生」にあります。このドラマは1979年から2007年まで8シリーズにわたって放送され、多くの視聴者に感動と教訓を与えました。しかし、このドラマはジャニーズ事務所にとっても大きな意味を持っていました。なぜなら、このドラマがジャニーズ事務所のタレントを一躍スターにしたからです。
当時、ジャニーズ事務所は中小芸能事務所の一つに過ぎませんでした。売れっ子が不在で、ジャニー氏も麻雀に明け暮れていました。そんな中、金八先生のオーディションに合格したのが近藤真彦、田原俊彦、野村義男、藤島ジュリー景子というメンバーでした。彼らは金八先生の生徒役として活躍し、人気を博しました。特に近藤真彦は「ギンギラギンにさりげなく」で歌手デビューし、大ヒットを記録しました。
この成功によって、ジャニーズ事務所は一気に注目を集めるようになりました。その後も金八先生シリーズにはジャニーズ事務所のタレントが多数出演しました。例えば、2シリーズ目では東山紀之や萩原健一、3シリーズ目では木村拓哉や浅野忠信、4シリーズ目では堂本光一や草彅剛などです。これらのタレントは後にSMAPやKinKi Kidsとして活躍し、ジャニーズ事務所の看板となりました。
金八先生はジャニーズ事務所にとって重要なドラマだったのです。しかし、そのドラマも2007年に最終シリーズを終えました。それ以降、ジャニーズ事務所は新たなヒット作品を生み出せず、若手タレントの育成も難航しました。さらに、ジャニー氏の性加害問題やメリー喜多川氏の独裁的な経営方針などが問題視されるようになりました。
そしてついに、2021年7月にジャニー氏が死去しました。その後も性加害問題の被害者たちが声を上げ続け、裁判や和解が進められました。しかし、それだけでは解決しないことが明らかになりました。そこで、SMILE-UP.社と新エージェント会社という二つの会社に分離することが決まりました。これによって、ジャニーズ事務所は事実上崩壊したと言えます。
ジャニーズ事務所は、金八先生というドラマによって帝国となりましたが、そのドラマの終了とともに衰退しました。そして、ジャニー氏の死と性加害問題によって分裂しました。これは、ジャニーズ事務所がドラマに依存しすぎたことや、ジャニー氏の性的嗜好やメリー氏の経営方針が問題だったことを示しています。ジャニーズ事務所は、かつての栄光を取り戻すことができるのでしょうか？ それとも、新たな会社に切り替えることができるのでしょうか？
