ジャニーズ会見で「最後まで当ててもらえなかった」鈴木エイトさん、質問をXで公開…それは「逸失利益に関して」（中日スポーツ） - Yahoo!ニュース
ジャニーズ事務所が2日に行った記者会見に参加したジャーナリストの鈴木エイトさんが、自分の質問が聞かれなかったことに不満を表明し、Xに投稿したことが話題になっています。
鈴木さんは「やや日刊カルト新聞」の主筆として、旧統一教会問題などを追及するジャーナリストで、ジャニー喜多川氏の性加害事件にも関心を持っていました。しかし、記者会見では前回（9月7日）とは異なり、質疑応答が途中で終わり、最後まで当ててもらえなかったというのです。
そこで、鈴木さんはXに自分が用意していた質問を投稿しました。その内容は、ジャニー喜多川氏の性加害とメリー氏の圧力によって、活躍の場を奪われ、人生を狂わされた被害者への補償に関するものでした。
鈴木さんは、ジャニーズ事務所が設置した「被害者救済委員会」による審査・査定において、逸失利益がどのように取り扱われるのか、慰謝料ではなく損害賠償として算出されるべき事案ではないか、被害者に法的な観点からアドバイスを受けることのできる体制作りが必要ではないかなど、いくつかの疑問符を挙げました。
さらに、鈴木さんは、今後の和解の中身についても気になると述べました。被害者が今後更なる賠償を求めないというのは理解できるとしても、和解の中身を明かさない、この件に関する発信や発言を一切行わないといった内容が盛り込まれるとしたら違和感があると指摘しました。もし仮にジャニーズ事務所が創業者によるこれほど大規模かつ継続的な性加害事件を被害者救済の名の下に穏便に収めようとしているとしたら、それもまた問題だと疑問を呈しました。
鈴木さんの投稿は、Xのユーザーからさまざまな反応を呼びました。中には、鈴木さんの質問が正当で重要だと支持する声や、ジャニーズ事務所の対応が不透明で不誠実だと批判する声もありました。一方で、鈴木さんの質問が不適切で不謹慎だと非難する声や、ジャニーズ事務所の被害者救済の努力を評価する声もありました。
ジャニーズ事務所の記者会見は、ジャニー喜多川氏の性加害事件に関する最新の状況を報告するとともに、被害者救済委員会の設置や和解の進捗などを発表するものでした。しかし、その内容や対応には、まだまだ不明点や不満点が多く残っているようです。ジャニーズ事務所は、今後も被害者の声に耳を傾け、透明性と誠実性を持って対応していく必要があるでしょう。
